教育・研修 TOHOシネマズの働く環境

TOHOシネマズは、一人ひとりがお客様に「GOOD MEMORIES」をお届けできるように、教育研修に力を入れています。
その想いや研修内容、受講者の声などを紹介します。

教育・研修の意図

TOHOシネマズでは、各社員のキャリアステージに合わせた教育・研修を用意しています。
ご入社される皆さんが少しでも安心してキャリアを歩み始めれるよう、入社時の研修から「運営研修室」という劇場業務に関わる研修の専門部署がサポートします。
入社時以外にも研修の機会、学びの機会を設けていますので、TOHOシネマズでの実務経験とあわせて、ビジネスパーソンとしてのスキルアップにつなげてもらいたいと考えています。

研修内容

入社前

新卒

講義と懇親会

10月の内定式以降、入社に向けた心の準備を兼ね、通信教材を用いた講義と懇親会の場を設けています。毎月1回2時間程度の任意参加ではありますが、同期とともに社会人に向けた不安を解消しながら、交流を重ねることで、少しでも安心して4月の入社を迎えられるように実施しています。

入社後

新卒 中途

新入社員研修

「映画館の仕事は未経験」「多くの部下を持った経験がない」など、人それぞれに不安があると思います。そのため、TOHOシネマズでは本配属への準備期間として、千葉県内の複数劇場いずれかを研修劇場とし、2か月間の新入社員研修を実施します。同期社員とともに、劇場運営の基礎を勉強し、各セクション業務と日々のマネージャー業務を体験学習します。
実践を繰り返すことで、仕事に早く慣れ、本配属後も早期戦力として働くことができます。

本社研修/3日間

TOHOシネマズの理念、映画興行の基礎知識や接客サービスの基本など、映画館運営に必要な基礎的内容を学び、TOHOシネマズの社員としてあるべき姿を理解し、働く心構えができることを目指します。

本社研修の様子

劇場研修
(劇場OJTおよびOFFJT)/約2か月間

研修劇場で約2ヶ月間、売場での接客・販売などの基本的なオペレーションや、日々の劇場オープンからクローズまでができるように実地研修を受け、晴れて本配属となります。
なお、研修期間中は劇場の近隣に宿泊先(マンスリーマンション、家賃負担なし)を手配しますので、そちらより通勤をしていただきます。

劇場研修の様子

受講者の声

本社研修を受けて
新卒
  • クレーム対応も本社研修で学べたからこそ、今では初期対応やご意見に対しての対処法を身に付けることがでできたと思います。
  • 各部署の業務内容や雰囲気などを知り、会社の全体像を理解できました。業務内容は違えど、どの部署も基本理念GOOD MEMORIESに向かって動いていることが実感でき、自分もその中の一員になったのだと嬉しくなりました。
  • 劇場と劇場以外の部署がいかに連携しているかという話を聞き、劇場で働いているだけではわからない運営の構造を理解することができました。
中途
  • 研修では多くの部署の概要を伺い、同時に担当者の顔を見ることができたので、劇場勤務後に相談があれば、直接その方に問い合わせをしたこともあります。新人だとまだ相談先も少ないのでその点はとても助かっています。
  • 企業で勤務することは初めての経験でしたので、各部署がどのような役割を担い、どのような業務を遂行しているのかというTOHOシネマズの体系図を知れ、企業としてのTOHOシネマズの理解が深まりました。
  • お客様が劇場で映画をご覧になるという目的のために多くの部署の方が仕事をしており、その方々とスレッド上に限らず直接お話ができたことは貴重であったと思います。
劇場研修を受けて
新卒
  • 教わったことのすべてがはじめてのことで、普段映画を観る側から一気に舞台裏を知れました。新しいことを身につけられる楽しさの反面、分からないことだらけで辛かった部分も正直ありました。しかし、同期やトレーナー、研修劇場の皆さんの力を借りながら、困難の場面であっても、どうしたらお客様にGOOD MEMORIESを提供できるのかを考える力が養われたと思います。
  • 研修は大変でした。情報量が多く覚えることに必死で、毎日何とか食らいついている状態でした。ですが、実際に現場で働くという経験は配属後に非常に役立っています。何もわからない状態で行くのと、できることがある状態で行くのとでは気持ちの余裕が違います。なによりスタッフさんの気持ちを知ることが、マネージャーとして働く上で重要になるので、劇場研修を受けれたことは本当によかったと思っています。
  • 研修中、最も大切だと実感したのは「どんな業務でもまずはやってみる」という精神です。新入社員として右も左も分からない中、初めての人と初めての業務、失敗できない業務など様々なことを経験しました。その過程で実感したのは、1回実施したかどうかでは大きな差があるということです。やはり、どの業務においても経験に勝るものはないと痛感しました。
中途
  • シフト勤務が初めてのため、健康的に働く上で慣れることができたのがよかったです。また、スタッフ研修を1ヵ月受けたことで、スタッフのやりがいや大変なことを少し理解できたことが、現在指導するときの理解に繋がっています。マネージャー研修のみだった場合、その視点なしで話してしまい、スタッフとの距離感もつかめなかったと思います。
  • 辛いと思うことが多かったですが、同期と一緒だから乗り越えれたと思っています。マニュアルと違うことやイレギュラーが起こったときの原因解決、混雑時の対応やロビーコントロールの重要性は全て大切なことだったと実感しています。
  • 研修を通して能動的に考え、自分の意見を発信する大切さを学び、自分自身の長所や短所とも向き合いながら客観的に分析したことが、現在働く上での自信に繋がっています。
研修が今に活きていること
新卒
  • スタッフやマネージャーとのコミュニケーションの取り方や、わからないこと、やったことないことに対する積極性が身につきました。2か月の研修があったことは私にとって大きな支えになっています。
  • お客様にとって安心してGOOD MEMORIESを感じていただくことは当たり前かもしれませんが、その当たり前を守りつつ、それ以上のものを提供することが私たちの仕事だという認識を持つきっかけとなりました。
  • 同期と力をあわせつつも「自分で考えて判断する」というマネージャーとして働くうえでの基礎をトレーナーから強く教わっていたことで、運営理念のSHAREに基づきながらどのような判断をしたらよいのかを考える力が今に活きています。
中途
  • 配属してすぐの時は理念を忘れて仕事をこなすのに必死でしたが、落ち着いて考えると全ての業務が理念と繋がっているため、スタッフにも理解してもらいやすいです。2ヵ月全体で見て劇場運営に必要な基礎を学べました。
  • 赴任後は、研修期間で学ぶ業務が実際のマネージャー業務のほんの一部でしかないことに気づかされ、現在も苦慮することは多々ありますが、辛い経験も含めてそれを乗り越えるための精神性や思考力を新人研修が培ってくれたと感じています。
  • 相手が頑張っていると感じたことは褒めて伝えること、同僚や劇場のために努力しているスタッフに感謝を伝え、問題点はお互いの意見を出し合い一緒に考えて改善策を練ること。デスクワークに限らず人と接するうえでの大切な学びは、新人研修で鍛えられたと実感しています。

外部講師研修

新卒

入社後の4月初旬には、社会人としてのマインドセットや、ビジネスマナーの基本を知るための「外部講師研修」も行います。
一人の社会人として、基礎をしっかりと知り学ぶために、社内研修とは別の学習機会を用意しています。

入社6か月後

新卒 中途

入社半年後フォローアップ研修

仕事への習熟と職場への適応状況を確認する目的で「フォローアップ研修」を実施しています。 ある程度の業務を経験してから実施するため、自身の経験と照らし合わせることができる研修です。また、同期社員とのコミュニケーションで上手くいっている点や悩みの共有などをすることで、新たな気付きを得たり、不安解消の機会にもなります。

入社半年後フォローアップ研修の様子

受講者の声

フォローアップ研修を受けて
  • 同期たちがいろいろな経験をしていることを聞いてよい刺激になりました。劇場研修で学んだことの復習もできましたし、新たにフォローアップ研修で学ぶこともあり勉強になりました。なにより久しぶりに同期と顔を合わせることができて嬉しかったです。
  • 研修時は常に同じチームで取り組んでましたが、シャッフルで違うチームの人たちとグループワークに取り組んだことで、こんな意見もあるんだなと発見と学びがありました。
  • 毎月1回開催して欲しいと思えるほど有意義でした。劇場で勤務していると課題を見つけても日々の業務に追われ追及ができない場面が多いです。この研修のおかげで自劇場だけの問題なのか、他劇場でも起きている課題なのかを知れたり、解決策を話し合うことで自劇場では思いつかないアイデアが生まれることが新しい発見でした。
  • 日々のマネージャー業務に活かしたいポイントや学びがたくさんありました。講義「ミスとTODOリスト」では、半年経て少しずつ出来ることややるべきことが増えたタイミングで「ミスをしないために」「どうしたら抜け漏れなく業務をこなせるか」などの悩みを解決するヒントがたくさんありました。
研修を受ける前と後の変化
  • 「とりあえず思いつきでやってみよう」から「一度考えて行動しダメだったら再度、案を練り直して修正していこう」へ切り替えることができました。そうすると失敗した時にどこがダメだったのかが明確になり次回以降への修正もしやすくなったと感じました。
  • 研修前は担当業務を覚えている最中でありながら業務改善も求められ、キャパオーバーとなってしまいそうな時期でした。研修を受け、役割要件を改めて理解することで自分のできていること・まだ至らないことについて頭を整理できたことや、自劇場しか知らない中で同期と悩みを共有したり、他劇場の取り組みを教わることで視野が広がり、意味もわからず不安になっていた時期を抜けることができました。
  • 劇場に配属後は周りが先輩ばかりで、早く業務を覚えて一人前にならないといけない、高い目標を作ってこなさないといけないと身構えていたと思います。しかし、研修を通して改めて私の等級の役割(特に業務習得や社会人として心構えを身に付ける)を復習できたことで、そのような漠然とした緊張感が取れた気がします。
    また、同期と久しぶりに会って話せたこともリフレッシュになりました。
  • 研修を受ける前は全てのことを先輩マネージャーに頼りきりな心持ちでしたが、研修を受けた後は、できる限りは自分で答えを探して、そのうえで不安なことを先輩に聞くといったように、独力でやるべきこと・先輩に頼るべきことの切り分けを意識するようになりました。結果的に周囲からも信頼を得られるようになったように感じています。

e-ラーニングシステム

自己啓発支援の一環として「eラーニングシステム」も導入していますので、時間や場所の制約を受けることなく、各個人の能力やスキルに応じた内容を自分のペースで学習していただく環境も整えています。
社内の制度や劇場運営オペレーションだけではなく、リーダーシップやマネジメントなどのビジネススキルについても学ぶことができます。
動画コンテンツをスタッフ指導に活用すれば、経験の浅い方でも自信を持って指導ができます。